大学卒業後に北京師範大学に留学。1年分の費用リスト

北京ギャラーリー展留学
2006年北京留学中に撮影

今回は私が留学した北京師範大学での実体験を含め、お話をしたいと思います。

2年間留学しましたが、ここでは1年間分の実際使った費用についてまとめました

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北京師範大学の学費と滞在費はどれくらい?安い?高い?

北京師範大学学生寮ベッド画像
留学生寮 北京師範大学にて撮影

中国留学も滞在先や期間によって変わってきます。

私が通っていた北京師範大学の語学学校は4年制大学に付属していました。

私は学校の留学生専用寮に住んでいました。比較的綺麗でした。学校の中では一番家賃が高かったのですが、1人部屋で掃除付き、共有洗濯機が各階2台、共有キッチンあり、オートロックでエレベーターの前には警備員がいて治安は守られている環境でした。

1年間で学費が約22,400元程度(日本円で約33万円程度)
学生寮が1ヶ月2,900元程度でした(日本円で約43,500円程度)
<現在の中国元レート15元で計算しています。>

合計すると37万円程度となります。これはあくまで現地で必ずかかる費用ですが、これにさらに留学支援センターや留学サポート会社を通すと手数料がかかります。
私の場合は入学するのに手続きをしてもらう手配をつけたのでプラス50,000円程度(これは日本での手数料なので日本円のみです。)

学費と学生寮だけで40万以上は必要になってきます。
ただ、英語圏に比べて費用がかなり安いのでおすすめではあります。

北京での生活費はどれくらいかかる?

ここで言う生活費とは衣食の費用になります。
いくら物価が日本より安いとはいえ、毎日外食だとなかなかお金が持ちません。
学生食堂などを利用したり、自炊をしたり、少々節約はしていました。
日本人同士で少し調味料を分けあったり、沢山作ってシェアしたり、仲間がいると節約もはかどります。
それでもやはり本分は学生で勉強しにきているので、なるべく外食して勉強に時間を当ていました。

タクシーだって日本よりは安いですが、毎日乗るわけにはいきません。

食費以外の生活雑貨費も含め1ヶ月約45,000〜60,000円程度用意できれば大丈夫だと思います。

何かあった時の海外保険。留学用保険もある?実際保険は使うの?

保険は必ず入らなければなりません。
私は現地で肺炎にかかったことがあり、1週間入院しました。もちろん全て保険で賄うことができましたが、総額で30万くらい請求がきました。

その他食中毒で何度も病院にお世話になりました。具合が悪すぎて公共機関で行くのは困難です。タクシーの往復代もサポートしてくれるプランがおすすめです。
外国人の通院や入院は大きな損失を与えます。
保険会社にもよりますが、留学向けのプランがあるので参考にしてみてください。
私は1年間で約25万円程度のプランに加入しました。
タクシー代のサポートや、日本人の医師がいるところを紹介してくれたり、会計は保険会社にもよりますが、その場で自腹を切ることはありませんでした。具合がわるい時は日本人の先生にお世話になりましょう。保険会社が病院と提携していてくれたので助かりました。きちんと補償内容を確認して自分に合ったプランを選びましょう。

*友達が歯が痛くなり歯医者へ行ったことがありました。虫歯だったのですが、日本円で1回2万円くらいくらいかかったと言ってました。保険は効かないそうです。歯は日本できちんと治して行った方が良いですね。

1年の中で病気やケガ、何回か病院でお世話になりました。保険料はケチらず、自分に合ったプランに入りましょう。

事前に必ず必要!健康診断代はどれくらいかかる?

留学申請時に健康診断結果を提出する必要があります。
その他血液検査結果表、胸部レントゲンフィルムも必要です。全て英文で記載されたものを病院で用意してもらいます。

健康でないと留学は出来ないということですかね、私は2回行ったので2回この費用もかかりました。仕方がないですよね。

健康診断代は約2万円でした。保険が効かないので高額になります。

まさに中国へ行く交通手段!航空運賃代について

北京へ向かう飛行機の中から撮影。外の様子
中国留学 飛行機の中から撮影

私は1年間のオープンチケットを購入して期間内で帰国直前に予約をとり帰国しました。帰国日が未定な場合はオープンチケットをおすすめします。1年後の予定がわからなかったのと予定変更もするかもしれないし、往復チケットは帰国日が決まっているのでオープンチケットよりは安いのですが、ほとんどの場合変更が出来ません。
私は帰国直前に決めていた帰国日にどうしても帰れなくなり、1度変更をしました。
帰国日が遠ければ遠いほど変更のできるオープンにした方が融通がきいて良いと思います。

余談ですが、帰国するのに船旅を楽しみながら帰るという選択をしている友達もいました。飛行機に乗ってしまえば数時間で家路に着くことができます。それをあえてせずに長い船旅でゆっくり日本へ帰るという最後の楽しみ方をする人もいました。そこで出会った人なども繋がりができると面白いかもしれません。

パスポート申請代!10年用じゃないとだめ?

当たり前ですが、パスポートがなければ海外に行くことはできません(笑)

パスポートは留学手続きをする際必ず必要になりますので余裕を持って申請しにいきましょう。
すでにパシポートを持っている人は有効期限を確認!


12歳以上の場合は10年間有効で16,000円、5年有効で11,000円がかかります。
費用に余裕がある場合はたとえ1年間の留学だったとしても10年間をおすすめします。差額が5千円しかないですからね。また更新しなくてはいけないし、写真用意しなくてはいけません。またパシポートセンターへ行かなくてはいけないので手間がかかるので10年をおすすめします。

現地で国内旅行へ行こう!旅行費はどのくらいかかるの?

中国留学 青島旅行

留学生活を送っていると学生なので夏休み、冬休み、春休みと休暇があり、その他祝日も結構あり1週間〜2週間くらいお休みになります。その休みは旅行へ留学生も多いです。私も長期休暇の時には上海、青島、新疆ウイグル自治区など色々と旅をしてきました。そこでも飛行機で移動したりするのでツアー代や滞在費などもかかってきます。
学費とは別に一番重視したい費用になります。中国は広いし文化も地域によって異なります。学生の間に行ける時に沢山旅行して語学や文化を学んでみてください。

費用は滞在する場所や日数にもよります。
私は高くても4万円と決めて旅行へ行っていました。ちなみに一番高かったのは新疆ウイグル自治区です、距離もありましたし1週間でしたので結構費用がかかりました。けど、今となってはとてもよい経験ができました。
旅行は将来的にビジネスとしても役立つ事が多くあります。
いかに興味を持ち行動するかは自分にとっても大きな財産となります。
あとおすすめなのは中国人観光客と一緒のツアーに参加してみる事です。とても勉強になります。ツアーは様々な人と出会えるチャンスです。個人旅行は自由が効いて楽しいし時間の節約にもなります。ですがツアーで行くと行動は限られますが、現地の人と触れ合う事ができるのでそれはそれで楽しいです。

格安ツアーは日本と違って本当に最悪です。私も経験しましたが日本人の格安ツアーとはレベルが違いすぎてもう2度と格安ツアーは使わないと決めました。
滞在先でベッドの隣にあった引き出しを開けたらゴミだらけで毛布も信用できなくなりました(笑)
滞在先から自分の住んでる寮の友達にポストカードを送ってみたんですが、旅行中に届くはずのカードは 私が旅行を終えて寮へ戻ったあとも一向に届かず、さらに月日が経ち2ヶ月後にぐしゃぐしゃの状態で配達されまた(笑)ホテルの安さは関係ないかもしれませんが、、、ある程度お金を出して楽しい旅行の思い出を作ってくださいね。

中国での激安ツアーはやめておきましょう。ある程度なの通った旅行会社にお願いしましょう。

何かとかさむ、その他予備費について

資金はあればあっただけ安心に繋がりますが、贅沢はできません。私は2回目の1年間留学で学費の他に塾へ通っていたので更に月2万円程度の出費がありました。

日本に帰国した時にこれ以上勉強できる時間はもう2度とこないかもしれないと思ったので帰国前の3ヶ月間、ラストスパートで塾通いを選択しました。
これは当初考えていなかったことで、予備費のことも全く考えておらず慌てて両親にお願いをして送金してもらいました。

また、交際費は意外と費用がかかります。毎週お出かけするのにもタクシーなどを利用することもあるでしょう。外国人同士の交際費は外食費が意外とかかります。中華料理で済ませられればまだ良いのですが、外国人が集まるバーや飲食店は基本的に単価が高いです。

ちなみに中国では外国人学生のアルバイトはダメなので、やはり自分で何とかしなければなりません。急に費用がかさむ場合もあるので計画しながらお金を使いましょう。

現地で大きな買い物をしたり、塾に通ったり、引っ越ししたり、意外とお金がかかります。予備費として10万円程度用意しておきましょう

まとめ

北京師範大学の場合の費用のまとめ

学費:22,400元/1年 (日本円 336,000円程度)
学生寮代:留学生第三公寓 95元/日 
生活費:45,000〜60,000円程度
航空チケット代:航空会社によるのと出発時期にによって異なる
保険料:250,000万円程度
健康診断&診断書代:2,0000~30,000円程度
パスポート申請代:16,000円
旅行費:1回で3万円程度〜が好ましい。
ビザ申請代行代:20,000円程度
その他予備費:10万円程度

意外と費用がかかります。削れる部分があるかどうかも踏まえて確認した方が良いと思います。
学生の人は学校の留学制度を利用したり交換留学などをすると学費が免除になったりすることもあるので確認してみましょう。

留学の手続きを代行する会社によって値段もばらつきはあります。各社比較して自分に合ったプランをさがしましょう。


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